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プラモデルの製作方法は人によって楽しみ方はそれぞれ。 素組みで楽しむ方も全塗装する方も、改修しまくりの方もいます。 ここでは全塗装の場合での製作方法の一連の流れを書きたいと思います。 ただし、これが正しいというのはありませんし、私も雑誌等で我流で培ったものですので、参考程度にしてください。 |
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使用するお題はコチラ MG(マスターグレード)のウイングガンダムです。 初めて製作する方はHGUCシリーズをオススメしますが、今回はこれで。 |
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まず箱を開けて、説明書を読んで、パーツをチェックします。 パーツが多ければ多いほどこの作業は重要になってきます。 私の場合はここで大体のプランを練ります。 |
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それでフレームごとにタグを付けます。 これもパーツが多ければ多いほど重要で、このパーツが見つからないという無駄な時間を抑えられます。 それではここから工作になります。 全体的な流れは
仮組み → 改修 → サフチェック → 修正 → 塗装 → スミ入れ → デカール → 仕上げ
となります。
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使用する道具はニッパー。 ニッパーは絶対に必要な道具なので高性能にこしたことはありません。 上記写真は薄刃ニッパーです。 |
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お次は市販のやすりスティック。 製作するものによりますが、400番からやすりかけをし、600→800→と行います。 |
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最後にデザインナイフです。 色々使いましたがこのメーカーが一番使いやすかったです。 たまに指を切るのはご愛嬌(苦笑) |
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それでは説明書に沿ってパーツを切り出します。 いきなりギリギリに切らずに少し残して切り離します。 上記は残ったゲート部分。 |
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残ったゲートはニッパーの背を当てて、直切りします。 角度を間違ってパーツをえぐってしまわないように注意しましょう。 上記は切った状態のもの。 それでもゲート跡は少し残ってるので、ヤスリがけで完全に消してしまいます。 |
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全パーツを同じように仕上げていくのですが、上記のようにヒケといわれるものが発生します。 これは成型上の問題で絶対にあります。 全塗装する方にはこれをなくしていかなければ綺麗な仕上がりになりません。 |
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400番→600番→800番のヤスリを順にかけていきます。 この時手数はなるべく少なくして作業しましょう。 減っていくことはあっても増えることはありませんから(笑) で、ヒケを消したのが上記。 |
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お次はこんなスジがあるパーツがあります。 これはワンパーツで成型しているために発生するパーティングラインという線です。 これもヒケと同じようにヤスリかけしていきます。 |
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後、ヤスリかけするとモールド線まで消えてしまうので、上記のようなけがき針で彫り直します。 |
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で、削り終えたのが上記。 このパーツに丸モールドがありましたが、それも削ってしまい、市販パーツに差し替えました。 この方がやりやすいからですが、市販パーツ代金がもったいない方はモールドを削らないように処理してください。 |
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そんなこんなで仮組み完成。 私のスピードで大体まる一日ですかね。 すでに整面等も済ませています。
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肩部の延長工作です。 カットソーとかで綺麗に切り取ります。 その後、接着剤でプラ板を挟み込みます。 乾燥後、大まかに整形します。 |
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取り付けた写真です。 ここからパテとかで整形したりしますが、うまくいけばこのままヤスリかけでそのままいけたりします。 こんな感じで改修を済ませていきます。 後は傷等をチェックしていきます。 |
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傷チェックはサーフェイサーを使用します。 個人的なお気に入りはガイアノーツのサフです。 容量も多いし、少々の傷は消してくれます。 |
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傷を見つけたら、パテ等で消していきます。 消したと思ったらまたサフチェックします。 以下繰り返しです。 地味な作業ですが、ここを適当にすると 綺麗には仕上がりません。 |
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いよいよ塗装です。 その前にパーツを洗浄します。 これはパーツを成型する際に油分が付いているので、それを取り除く為です。 取り除かないと塗装した際に綺麗に乗りません。 実際はサフチェックの前にするとより良いです。 |
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私は洗浄にはこれを使ってます。 超音波洗浄器です(景品で貰ったものです(ノ´∀`*)) もっとよい洗浄器ならよりよいそうです。 そんなものはない方は中性洗剤+歯ブラシで磨いてください。 私はキッチンペーパーにパーツを広げています。 |
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乾燥している間に、明日の塗装色の調合を済ませておきます。 利点としては、塗装時間の短縮と、全体的なバランスを見るのに適しているからです。 すでに薄め液も入れてエアブラシに入れたら即塗装までしています。 |
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塗装の際に気をつける事は埃の付着です。 私の場合はこんなエアースプレーを塗装前に吹いてから塗装しています。 手間ですが、塗装後に埃やゴミが付いていてやり直しするよりは良いですよ。 |
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塗装に関してですが、基本的には変わりません。
ちなみに私の塗装環境ですが Mr.リニアコンプレッサーL5+Mr.エアーレギュレーターセット プロコンBOY WA ダブルアクション です。 L5だから、0.1MPa(MPaとはエア圧の単位)が限界ですが、私は薄く塗装するので0.03〜0.05MPaでやってます。 もちろんエア圧が低めなので、塗料は3倍以上薄めています。
後はスミイレをして、デカールを貼って、つや消し塗装をすれば完成です。 |
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デカールはマークセッターとマークソフターを使って貼っています。 これでシルバリングを防ぐことができます。 |
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で、完成はこんな感じです。 駆け足だったのでもう少し補足を時間があればここに追記していきます。 |
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最後まで見ていただいてありがとうございました。 プラウザでお戻りください。 |
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